ひらがなを教えること
日本語学習の第一関門は、なんといっても「ひらがな」の習得です。
こんなものを48字も!!
教える方も、毎度苦労しております。
ひらがなの教え方・覚え方は、人それぞれ。
以下、私が試してきたひらがな教授法です。ご参考ください。
ひらがな教授1. ひらすら書いて覚えてもらう
勉強慣れしている中高生には、まずこの方法!
教科書「げんき」の後方ページにあるひらがなドリルで十分です。
濁点や撥音、拗音などは、授業中にしっかり説明してあげます。
ひらがな教授2. 色やイラスト付きのカードを使用
いわゆるフラッシュカードですね。
「げんき」の教材サイトにもフラッシュカードがあります。
また、幼児学習用プリントもとっても便利!
無料サイト「ちびむすドリル」
子供向け教材を活用しましょう。
授業が始まる前にやると、いいウォーミングアップになります。
ひらがな教授3. 短い文を読む練習
48字すべてを完璧に覚えていなくても、なんとなく読めるような文を用意します。
「あしたはあめです。」
最初のあ行〜た行くらいまでを覚えている人なら、
なんとなくこの文が読めると思います。
「あ!読める!嬉しい!」と思ってもらい、学習意欲を維持させることができます。
こういったテキストを使って、シャドーイングを行うのもいいです。
(少しハードルが高くなりますが)
音で覚えるのは本当に大事です。
学習慣れしていてパパッと覚えられる人はいいのですが
ひらがなを覚えるのが苦手で、何ヶ月もかかってしまう人もいますよね。
そんな人には、音・目・体で教えるのが効果的。
音:シャドーイング
目:イラストカード
体:ドリル、ゲーム
それでもそれでも!
やっぱりどうしてもひらがなに抵抗があって
読み書きが苦痛になってしまう学習者さんもいますよね。
次の記事では、「ひらがなを教えない」日本語の教授法についてもご紹介します。
是非、ご参考ください。