今日の日本語「〜そうな・そうに」

 

こんにちは!

今日の日本語レッスンでは、初中級文法「〜そうな」と「〜そうに」(様態)を勉強しました!

 

例文

-> チアキさんは難しそうな本を読んでいます。

 

-> タクミさんは楽しそうに話しています。

 

 

はい、いいですね。

形容詞+そうな+名詞 : 

むずかし + そうな + 何々 (名詞修飾)

 

 

形容詞+そうに+動詞 : 

たのし + そうに + 何々をする (動詞修飾)

 

 

 

じゃ、これは?

 

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チアキさんは美味しそうなケーキを食べています」

 

 

私「はい。それから、チアキさんは美味しそうに食べています、も間違いじゃありませんよ。」

 

おいしそうに・・・・な・・・??

 

学習者の手が止まった・・・

 

 

 

「このケーキが美味しいから、これは「美味しそうなケーキ」が正しいですよね!!

 

美味しそうに食べる、は変です!!」

 

 

つまり学習者の頭の中はこうなっている。

 

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形容詞が、主語につくのか目的語につくのか、ワケがわからなくなってしまったのだ。

 

 

 

私「えっと、間違いじゃありませんよ、でも少しニュアンスが・・・」

 

 

「じゃあ、先生!!

 

重そうな荷物を持っている。と

 

重そうに持っている。

 

どちらの方が正しいですか?!」

 

・・・・

  

 

あなたなら、どちらの文を使いますか?

 

「荷物が重そう」なのか、その人がただ「重そうに」しているだけで、本当は重くないのか・・・。

 

 

 

もはや哲学。

 

こうして日本語教師の戦いは続く・・・・